香辛料にはそれぞれ特徴があり、異なる香辛料を混ぜると新たな特徴が生まれる。美味しい火鍋のベースを作るため、香辛料の選び方が鍵である。
例えば、「海底撈火鍋」は香辛料を炒める際には通常三種類の唐辛子を使う。唐辛子の種類によって、それぞれ辛味、色、香りを引き立てる点で違う効果がある。故に、異なる風味のベースを作る時に使用する唐辛子の種類、量、追加する順序にも影響する。また、「海底撈火鍋」は中国四川省の山椒を使う。この種類の山椒は色鮮やかで、舌が痺れるほどの辛み、香りで、苦味もほとんどないという特徴がある。豆板醤は、香りをさらに引き立たせるために四川省の「郫県豆瓣醬」を使っている。
普通の火鍋のベースは何十種類の香辛料を使う。例えば、唐辛子、山椒、八角、豆板、ロ—リエなどがある。これらの香辛料自体が食欲を増進させる味を持っており、専門的な配合によって、香辛料の効果をより一層引き立てる。